2021年5月8日(土)、横浜YMCAではミャンマー特別祈祷会をオンラインで実施しました。

2021年2月1日の軍のクーデターから、ミャンマーの市民たちは懸命に抗議活動を続けています。

しかし子どもたちも含めた死傷者は日毎に増加し、拘束された人々の安否も分かりません。

そのような状況の中、ミャンマーカチン州ミッチーナーYMCAのAh Kiiさんが拘束され、連絡が取れていません。

彼女は2019年にAPAY(Asia Pacific Alliance of YMCA)の大会に参加し、YMCA東山荘や富士山YMCAで各国のYMCAの仲間たちと交流しました。

横浜ではYMCA ACTにて英語を学ぶ中高生にミャンマーについてプレゼンテーションをしてくれました。

Ah Kiiさんを知る人も含め、ミャンマーのことを心配して心を寄せてくださっている方が50名近く祈祷会に参加してくれました。

そして、インターネット接続が限定され不安定な中、ミャンマーからも、YMCAの仲間たちが祈りを共にしました。

祈祷会でははじめに横浜YMCA国際事業委員会委員長から聖書朗読と開会祈祷がありました。

その後、市街地の銃撃戦のニュース映像、ミャンマーロイコーYMCAからのビデオメッセージ、ヤンゴンのミャンマーYMCA同盟からのレポートがあり、日本にいる私たちも、ミャンマーの現状を知ることができました。

祈祷では、APAY2019に日本から参加したユースと、アメリカ在住のロイコーYMCA理事から祈祷がありました。

共有の時間では、ユースから、

「Ah KiiとAPAYのユースアッセンブリーで出会って、彼女は姉の様に優しくしてくれました。ACTでプレゼンをしてくれたときには、ミャンマーの文化や生活について知ることができました。友人が拘束されて生死が分からないなんて、知らせを聞いて本当に驚きました。彼女の解放とミャンマーの皆さんの安全を祈ります。」

「APAYのユースアッセンブリーでAh Kiiと富士山YMCAでアクティビティーをしたり、歌を歌ったりしたことを覚えています。彼女は明るく、参加者の中心でした。私は今、特別支援学校で働いていますが、子どもに今のミャンマーのこと、Ah Kiiのことを話したら『悪いことをしていないのに捕まるなんておかしいと思う』と言っていました。私もそう思います。Ah Kiiの無事とミャンマーの平和を祈ります」

とコメントがありました。

今回参加できなかった方からも、ミャンマーへのメッセージを多数いただきました。

横浜YMCAでは引き続き、ミャンマーへの支援を続けていきたいと思います。

横浜YMCAではミャンマー緊急支援募金を募っています。

詳しくはこちらのページをご覧ください

横浜YMCA英語学校では、新型コロナウイルスの感染拡大防止措置によって活動が制限されてしまっているすべての方へ、家庭でも楽しく学べる英語ワンポイントレッスンや、国際理解クイズなどをお届けします。
ウイルスによって世界が分断しかかっている今だからこそ、地球市民としての学びを家庭でも続けていきましょう！