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感情と向き合うこと

YGKでは、子どもたちが自分の気持ちや意見を自由に表すことができる関わりを大切にしています。不機嫌だったり、怒ったりと、負の感情を表出している時、それを私たち大人が無理に押さえつけたり、気をそらしたりするのではなく、自分の中にある感情に子どもたち自身が向き合い、言葉にできるように支援します。幼児期は、自分の感情をどのようにコントロールし、それにどのように折り合いをつけるのかを学んでいる大切な段階だからです。第一段階として、まずは自分の気持ちに気がつくことが大切だと考えます。これは容易ではないかもしれません。お友だちとの関わりの中では、感情を言語化することができず、喧嘩になったり、手が出てしまうこともあります。そういった時には、表面的な結果を見て安易に判断を下すのではなく、どちらの気持ちにも真摯に耳を傾け、気持ちに寄り添います。行動の裏には、そこに至る理由があるからです。大人が仲立ちをして、「ごめんね、仲直り」とさせることもできるかもしれません。でも、子どもたちが納得していないのなら、それは本当の意味での解決にはなりません。だからこそ、子どもたちを信じ見守ることを大切にしたいと思います。
 子どもたちは、日々の一つ一つの出来事や出会いから、実に多くのことを学んでいます。子どもたちが生まれ持つしなやかさや逞しさを信じ、見守ることがとても大切なことです。保護者の皆様と共に、大切な子どもたちを、心から愛し、慈しみ、守り育てていきたいと思います。