12月26日~27日の2日間、YGKサイエンスクラブウィンターコースを実施しました。
幼児と小学生の二つのコースを別の時間帯で実施しましたが、今回はどちらのコースも同じテーマを選びました。
一日目のテーマは、”Apple Boat”。スライスしたリンゴを水に浮かべてボートにします。
幼児クラスのお友だちは、触ったり、においを嗅いだり、目で観察したり、りんごを五感で感じて探究を楽しんでいました。
それから、つまようじと色紙で帆を立てて、水にそっと浮かべてみました。
浮かぶかな?沈むかな?
…浮かんだ!
今度はつまようじでりんごに穴を開けてみよう。
今度も浮くかな?それとも沈むかな?
思いついたままに試してみます。
サイエンスクラブでは、危険な行動以外はできる限り止めずに見守ります。好奇心の赴くままに自分で考え取り組むことが子どもたちの探究心を大きく育てることを信じているからです。
さて、小学生のクラスはどうでしょう。
りんごのボートを水に浮かべた子どもたち。たらいの水を海に見立てています。
「本当の海はこんなにきれいな水じゃないんだよ。」と言って、紙を小さく切って水に入れ始めたお友だち。
その様子を知って、先に生まれた者として心がずくんと痛みました。
子ども達が海を心に思い浮かべた時に、真っ先に「海洋汚染」を思わずにいられない現状…。
子ども達はまっすぐな瞳と心で現実を見つめています。
その瞳が、心が、悲しみで曇らないように、私たちは何が出来るだろうと考え込みました。
それはさておき、、、
YGKサイエンスクラブのゴールは、サイエンスの知識を得ることではありません。
不思議!なんでだろう!ワクワクする!こうしたらどうかな?
そうやって心が揺さぶられることが自ら学ぶ力が育つ第一歩だと信じ、そんな瞬間をたっぷりと共有できる場作りを目指しています。
また、英語を詰め込むことを目指しているわけでもありません。
コミュニケーションの一つのツールとして英語に触れ、気持ちを伝えることを楽しんでほしいと思っています。
一人一人の子ども達が、自分を愛し信じ、他者を慈しみ、多様性を自然に受け入れ、夢中になれることを見つけ、自ら学ぶことの楽しさに気付くきっかけとなること、これがYGKの目指すゴールです。
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